今更ながら『ピンクとグレー』を読んだ。
今更すぎることが多すぎるのですが、やっとこさ
『ピンクとグレー』を読みました。
読み終わった直後の感想は、
想像以上にエグられた
です。
朝井リョウ氏の『何者』ほどのエグられ方ではないですが、
読みながら感情が沸々としているのを感じて、少なからずとも自分に響くものがあるんだろうなと思いました。
これが処女作かよ…まじかよ…シゲアキさんすげぇ…
完全に青学生の青学生による作品なのですが、
何せ私自身が渋谷という街に影響をもろ受けながら青春時代を過ごした身なので(青学生ではないです)、
登場する景色やキーワード、感覚がとてもヒットして、
懐かしさと共感と、だからこそ分かる虚しさがぐっと胸に突き刺さりました。
『ピンクとグレー』というタイトル然り、各章のタイトル然り、
どこかちょっとオシャレでしょ?みたいなセンスもすごく好きです。
各章のタイトルのドリンク、全部青山通り沿いで飲めるよねって(笑)
世代は朝井リョウ氏と一緒なので、自分が平成生まれのゆとり世代であることを痛感するのは朝井リョウ氏の作品の方ですが、
育ってきた街はシゲアキさんと同じなので、自分が東京生まれ東京育ちであることを認識するのはシゲアキさんの作品だなと。
そしてこの2人が今の自分の価値観を表現してくれているのかもなと感じました。
さて、この『ピンクとグレー』が来年映画化されるわけです。
中島裕翔さん主演で!!!(ここ大事)
中島裕翔さんがいかに「青学生」を演じるか、非常に楽しみです。絶対観ます。
いや〜〜〜それにしてもシゲアキさんの作品がここまで自分にしっくりくると思ってもみなかった…この夏最大の衝撃…(予定)
他の作品も追って読みます、そしてエグられてきます。
- 作者: 加藤シゲアキ
- 出版社/メーカー: 角川書店(角川グループパブリッシング)
- 発売日: 2012/01/28
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