映画『ピンクとグレー』を観てきた。
※以下ネタバレ含みます。ご了承を。※
昨年から公開が待ち遠しくて仕方なかった映画『ピンクとグレー』を観てきました。
ピングレ観てきます #pinkandgray #movie #shibuya @ TOHOシネマズ渋谷 https://t.co/i7N8PKBwXD
— しゃかみな (@mina58s) 2016, 1月 10
個人的な感想は
ちょーーーーー最高だったんですけど!!!!!!!!!!
主演の中島裕翔さんがとにかく美しくてかっこよくて…
脇を固める菅田将暉さん、夏帆さん、岸井ゆきのさん、そして柳楽優弥さんの演技が素晴らしい…
“62分後の衝撃”に関しては原作を読んでいたので想像はつきましたが、内容分かってるはずなのに映像で観ると最初は混乱しました。
というかここまででまだ62分しか経ってないの?ここからあと半分残ってんの?というくらい前半部分が濃くて、その瞬間を迎えた時にびっくりしました(笑)
レビュー読むと後半が尻窄み、失速といった感想が多いのですが、個人的にはそんな感じはしなかったんだよなぁ
というか、
酒!!!タバコ!!!クラブ!!!セックス!!!バイオレンス!!!フォーーーーーー!!!!!!!!
と心の中で騒ぎまくってたので、後半はそれどころじゃなかったってのが正直な話(笑)
こういう人間のどうしようもないクズな部分が描かれている作品がとにかく大好きなので…(ただの悪趣味)
個人的にちょっと残念だったのは「渋谷」という街に焦点を当てていなかった点ですかね。
原作では「渋谷」という街である意味が非常にキーポイントなのですが、映画ではその部分を敢えて割愛していたように思います。
限られた尺の中で取捨選択は必然ですが、原作読んでないと何故「渋谷」である必要があるのか分からないかも。
また、原作では過去と現在の時系列を超えて構成されているのに対し、映画では時系列がきちんと整理されていて。
観る側としては分かりやすかったけど、その構成にしたことによりカットせざるを得なかった原作の面白さもあるなぁと感じました。
映画では後半部分に作品全体の主題を置こうとしているので、前半部分は原作よりだいぶはしょっていて。
結局それがラストシーンにしっくりこない感につながっているような気がします。
ただ映画を観たことにより「原作読んでみたい!」と思う人が沢山いるのはすごく理解できるので、ぜひ原作読んでください!!(ステマかよ)
私自身、初見で全てを観られたわけではないし、終演後に買った映画パンフレットを通してそういうことだったのかと気づいたところも多々あるので、来週2回目観てこようと思っています。
そしたら皆さんがおっしゃる後半の失速感も感じられるかも。
人間の愚かさ、頽廃的な部分、先の見えない現実、そういった感覚が好きな人にはドンピシャにハマるので、私のように悪趣味な方はぜひご覧ください(笑)
(6通の手紙の意味ってそういうことだったのね…と今更知るダメなヲタク)
原作感想はこちら↓